便利もいいが 

今朝、新聞を読んでいたら

電子書籍は便利だが、一冊の本を総合芸術として楽しんで欲しい

と言う記事がありました。

表紙のデザインや紙質、色、文字の大きさや種類、写真やイラストの配置、本の厚み…一冊の本にはデータには出せない作品へのこだわりが感じられます。
文章の内容だけではなく、そこに関わった人たちの汗と想いを感じながら読書を楽しむのも素晴らしいですよね。

このようなことは、ダンスにも言えます
様々なショーの映像でよりダンスが観やすく近い存在になっていますが、会場に足を運び、音響の音圧、照明の質感、観客やスタッフさんの歓喜と緊張のうねり、ダンサーの熱などをその場で感じてもらいたいです。

レクチャービデオもとても便利で有効に使うべきですが、友達と一緒に練習すればお互いを高め合い上達は早い。会話も楽しめるし、チームメイトなら絆も深まる。
スクールでのレッスンなら、先生によっては教え方やスタイルの違いがあることや、様々なこだわりが楽しめる。

ビデオやYouTubeは確かに便利ですが、それは補助的なものとして、脳や心に自分の感覚で保存することも大切にしてもらいたいです。

いつでも正確で鮮明に見られるデータと違い、一冊の本は汚れていきます。…が、それも「あじ」になり、愛着が深まります。
人の記憶も本人の成長とともに良くも悪くも変化するものもあります。でも、その中にある感覚こそが新しい何かを生み出す元になるかもしれません。ダンスに関しては若い頃に感じた感覚と、大人になってから感じる感覚が違っていても良いと僕は思います。歌の歌詞とかだって大人になってから心に染み込むものも多いですから

僕の子供の頃はYouTubeもなく、ビデオもなかったけど、いつの間にか遊びや流行りの情報の伝達はできていたものです。きっと会話のお陰でしょうね
会話には温度があります。これも大事ではないでしょうか?


芸術秋です。大人たちはあえて自分の子供の頃の古さを伝えて、(ウザがられても)一緒に何かの芸術を楽しむ時間を作ってみてはいかがでしょうか(^ ^)
[ 2012/10/23 12:44 ] MESSAGE | TB(0) | コメント(-)